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初心者向きの若い苗
2005 / 10 / 11 ( Tue )
初心者向きの若い苗
いわゆる初心者向きのサボテンといわれて、町で売られているものの大部分が、作りやすいサボテンであることは、いうまでもないのですが。


しかし、必ずしも売られているすべての種類が作りやすいサボテンばかりとはいえないようです。
多少栽培のむずかしいものも中にはあるわけで、このむずかしいものとやさしいものとを同じフレームで作ることには、多少の無理が生ずるわけです。


しかし一方では、サボテンは、こく若い植物のうちは、まだ砂漠植物としての特性を、完全に発揮していないため、ふつうの草花に近い取り扱いをしても、存外それに耐えてゆく性質もあるのだそうです。


その為、比較的取り扱いがラクでない種類のサボテンであっても、初心者が集める程度の若い苗のうちは、案外じょうぶなので、ほかのほんとうにじょうぶで作りやすい種類のサボテンと同様に扱っても、何とか当分は育ってゆくものらしいのです。


原産地では、ごく若い小さな植物は、親木の陰とか岩の割れ目といったような、乾燥期でもいくぶん湿気の残りやすいところにたまたま発芽して、それが雑草の陰などに保護されて育つものである。
激しい直射日光や、夏の暑さ、冬の寒さ、絶え間なく砂漠を吹きすさぶ乾燥しきった風などからさえぎられ、多少の日陰や、雑草が吐き出す水蒸気に富んだ空気、といった緩和されたふん囲気に包まれて、だんだん大きくなるのです。


この為、自生地の様子を見ると、一本の親木は、年年相当最のタネをその周囲にまき散らしているはずなのに、長年たってもその付近には、タネが発芽して育ったと思われる子株は、二本とか、三本とかいったふうで、きわめて少ないものです。


これは要するに、何の保護もない場所に落ちたタネは、たとえ雨期に一時的に湿気を得て発芽しても、とても砂漠環境の激烈さに耐えて、無事にその後の年長をつづけることはできないのです。


その点、私たちのフレームや温室は、このような若い小さな苗がうまく育つためには、最高の条件をもっているといえます。
このため、初心者が集める若い小さな苗は、割に育てやすいのです。











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